11月の館長たより

                       館長 雨貝行麿

 

寒くなりました。お元気ですか。

さて111日(土)13時から館長の就任式をいたしました。日本基督教団北海教区の方々に
より祝福の祈りと勧告があり、また式のなかで札幌地区委員長浅居正信牧師(札幌元町教会)
と社会福祉法人北海道クリスチャンセンター福祉会理事長佐藤幹雄牧師(岩見沢教会)の祝辞
がありました。式には多くの方々がご出席くださいました。連休の中いろいろとご予定がある
なかで札幌のみならず帯広、釧路、余市、千歳から、また教派を超えて、おいでくださり当セ
ンターのご支援の輪があることを実感させてくださいました。当センターがキリスト教活動の
中核的な働きをし続けることが使命(
MISSION)であることを改めて認識しました。式の後、
階ホールでの懇親会ではセンターの働きへの要請、期待、そして激励がありまして、キリス
ト教活動ということは、人々に開かれ、普遍的で、実に心の通い合うかたちで担われているこ
とを示していました。これからもクリスチャンセンターの働きをお支さえくださいますようお
願いいたします。

札幌は秋が深まり、木の葉が散り敷きます。当地では木の葉が一度に散ります。センターの
建物は角地にありますので、たくさんの、いろとりどりの木の葉が舞い散ります。なかでも銀
杏の黄色は「枯れ葉」とは思われません。鮮やかに目につきます。

朝早くには、保育園の子供たちがパパにつれられて、風を避けながら、しかし歌をくちずさ
んで、パパは忙しいのに、子供の心は自分の世界に漂っている、そんな姿が見られます。

コーラスのグループに参加する方々が発表会を間近にして、ある種の緊張感とまとまりを見
せ始めています。

新年度に向けての諸計画が話し合われるのでしょう。会合の多い時期になります。

階の通りに面した「キリスト教書店」のガラス・ウインドーには「クリスマス」の楽しい
飾りが映えて、にぎわいを重ねています。夕方になりますと光がいっそう映えますね。

今月の終わりには待降節(アドヴェント)ですね。アドヴェント・カレンダー(アドヴェン
トの
4週間、一日一日の日めくりでクリスマスを待つ)も日本で知られ始めています。ところ
で今年のクリスマス・カードは用意されましたか。

天の使いは「神に栄光、地に平和!」と告げました。とくに、子供や、青年たちを戦争とい
う先の見えない、愚かで、残酷で、悲惨な出来事のもとにおきたくありませんね。「平和」
こそなにものにも代えることの出来ない大切なことであることを求めようではありませんか。

 

111日は「諸聖徒の日」と古来いわれ、教会では「永眠者記念」の礼拝が行われたところ
があります。センターにおいては「納骨」されている(納骨室があります)ご遺族にご案内し
て「永眠者記念式」を夏にとりおこなってまいりました。今年は前館長ご逝去があり、とりお
こないませんでした。ご容赦ください。