1月の館長の言葉

                       館長 雨貝行麿

2009年新しい年です。いかがおすごしですか。お健やかでありますように。日本基督教団北海教区
札幌地区ではこの
230年来合同で元旦礼拝をささげています(於・札幌教会明星館)が今年の元旦
は前日とはうってかわって穏やかな朝でした。司会と奏楽は青年でした。とても生き生きとした賛美
の歌による礼拝でした。

さて、今回は是非お伝えしたいことがあります。クリスチャンセンターに関わることです。一つ目
1213日(土)YWCAが主催した絵画鑑賞(スライドによる)です。YWCAは、このところ多
彩な企画をして存在感をしめしておられます(敬語は他団体だからですがクリスチャンセンターを
拠点にされています)クリスマスにちなんでクリスマスに関する聖画の紹介とお話です。講師は、
最近キリスト教絵画の紹介の書物を書かれた高久真一北大名誉教授でした。門外不出というか秘蔵
の絵画のスライドだったということです。5階のチャペルを会場に多くの方々が集いました。キリ
スト教の歴史では芸術活動が盛んです。美術は、その表現の仕方で芸術家の手法と表現形式に豊か
な歴史を展開してきました。人間や状況をどのように表現したか、それらを解説されますと思いが
けない発見があります。参加した方々はひとりひとり新たな発見をされてきっとそれぞれクリスマ
スの新たな経験をしたのではないでしょうか。私は他の予定があって参加できずに、とても残念で
した。

もう一つ、それは1223日芦別にある「祈りの家」での礼拝です。私は、これも今回事情で見送り
ました。でもこの運営委員会が毎年ここでクリスマス礼拝をいたします。委員長の板谷良彦さんが呼
びかけます。するとどうでしょう。かならず何人かの新人が参加します。友達の友達は友達だ!この
命題を実証します。今年もそうなりました。余市教会の小西陽祐牧師夫妻は「神戸」ナンバーの車!
(シャレてます)で駆けつけ、札幌月寒教会しののめ幼稚園卒業生!、それに苫小牧から集まってき
た方々と芦別に行く途中で旭川から西岡昌一郎牧師も加わって、現地到着。礼拝の前に、「祈りの家」
を整えることです。讃美歌に「若い力をささげよう」とありますように降り積もった雪の整理、今年
はやや湿った雪、重いです。同時に水を凍らしてのキャンドル作り、その他完璧な雪囲いです。皆が
嬉々として携わっているようですが、時々悲鳴が聞こえる?いえそんなことはありません。ただ参加
者は世間的にはやや青年をはみだしています。しかしそこはキリスト教!いつまでも若いのです。
ちょうど一段落したころ夕闇と「しばれ」(厳しい冷え込みのこと)が皆を囲みます。礼拝です。
讃美歌をうたう、開けた口から白い息が出ていたのではないでしょうか。これは私の想像です。でも
夜空の星がとても美しいのは本当です。その日の夜遅く札幌帰着。感動してほっぺたを赤くして「来
年も行く」。そんなふうにして帰宅していったとのことです。その翌日はイヴ礼拝の準備です。

これを聞いて私はマリアさまと、野宿をした羊飼いを連想いたしました。きっと皆忙しい。それでも
24日は近づいてきます。「夜空の星がとても美しい」イヴの序曲でしょうね。

(事情で見送ったのはこうです。わたしも参加したいと板谷さんに話しましたら言下にとても寒い
ですよ零下20度!。無理をしてはいけません。でした。今期の館長は兎に角病気しないことなので
す。尤もだということで、ほんとに見送るだけにいたしました。)