4月になりました。館長からのひとこと。       

雨貝 行麿

 

年度が新しくなりましたね。フレッシャーズの季節です。朝に、青年たち男女が目につ
きますね。また夕刻には彼らの歓迎会でしょうか、札幌駅近くの繁華街が賑わいます。あ
らたな社会人、まさしくあらたな人類ですね。

 しかし、他方では志を得ないでいる人々も多いのです。今年は「内定取り消し」などと
いう事態に遭遇した人々のことがニュースにでました。もう一度立ち上がってくれたでし
ょうか。

 さてクリスチャンセンターでは事業そのほかを年度で締め切りました。31日ぎりぎりま
で気の置けない一刻一刻でした。しかし
41日(水)からは新たな気持ちにしています。

年次的に施設設備、そして備品等の更新をすることにいています。今年度もより便利にな
ります。ホールの椅子は快適になりました。快適にすることが「できました」。この「した」
のではなく「できました」という表現にわたしどもの気持ちを感じてください。利用料だ
けではなく「多くの尊いお志」(献金)によっても支えられています。ですからスタッフも
ご支援を心で受け止めています。

ところで、ここのスタッフは少数精鋭です。「少数」これは一目瞭然ですが「精鋭」とは
なにか。「精鋭部隊」などといいます。ドイツ語では「
Auslese」といい、「選りすぐり」で
す。頼りになるのです。しかも少年時代からどうも訓練されてきているらしいのです。キ
リスト教の施設は内部からも外部からもいろいろと意見が寄せられます。センターを利用
する多くの、しかも多彩ともいえるいろいろな求めをもつ人々へのサーヴィスに対応が的
確です。杓子定規でもないのです。コリント第
2の手紙49に「迫害にあっても見捨てら
れない」とありますが英語で「
there are many enemies,but we are never without a friend
とあります。日本語訳と違います。平和主義です。精鋭のスタッフは、この世で何をすべ
きか、どのようにすべきか身につけています。

キリスト教の働きですから、なによりも志が大切です。潤沢な資金はありません。イエ
スさまの言われますように「金銀はわたしにはない。」のです。そこで「自分の足で歩きな
さい」。ここは苦しいけれど喜びがあるということですね。しかも自分で歩こうとしている
懸命な人々には、必ず応援する人々が「いる」というより、「生まれる」のですね。

センターでは、毎朝聖書を読み、讃美歌をうたい、祈っています。これがわたしどもを
今日も「少数精鋭」にする本当の力です。この力は「ダイナミック」です。「
powerful」で
す。ですからここに集う人々もーいろいろな方々が利用しますーここにみなぎる力を知ら
ず知らず受取ってくださっているのではないでしょうか。昨今は、新年度の計画をもちよ
って「あそこの部屋」「こちらの場所」と予約されています。

どうぞ「ご自分の時間を予約されてご自分の未来の日々、生きる時間をこころに抱いて
ください」。春です、いざ生きめやも!