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Logos 今月の言葉


2014年 7月 館長からのメッセージ
  

「さっぽろ 教会音楽祭」第18回を日本聖公会札幌キリスト教会で開催しました。これは北海道クリスチャンセンター聖歌隊のメンバーが市内教会のいくつかの聖歌隊指導者たちに呼びかけて1996年6月に第1回の音楽祭をはじめた働きです。
 いまは、事務局を同センターにおき、札幌、小樽にあるローマ・カトリック教会、プロテスタント教会の信徒たちで実行委員会を組織して毎年6月、発表、交流の場として開催してきました。
 参加団体はほぼ15から18です。年齢構成では20代から80代から、ただし幼稚園の子どもたちと小学生(教会学校の子どもたち)も参加しています。わたしは元気な子どもたちが参加すると、そのいのちの勢いを感じます。今年は、聖ミカエル教会の幼稚園が運動会とかさなり参加できませんでした。「火の消えたよう」とはいいすぎでしょうか。
 また北星学園大学聖歌隊も学内行事とかさなり参加がかないませんでした。
 小樽のカトリック教会の方々が「典礼の会」を「凛」と名付けて毎年参加されます。カトリックの伝統を感じさせてくれます。今年はメンバーを増やしておられました。
 管弦楽アンサンブル「ミシェエラ」はカトリックの方が結成して3年目、しかし2年目はメンバーを増やし、今年3年目は着実な演奏を披露さないました。前進しています。全員ブラックのシャツに天使(ミカエル)の翼をひろげたユニホームです。
 札幌バプテスト教会は青年たちのコーラスと女声コーラスです。バプテスト連盟は最近「新生讃美歌」を全面的に改定し、その中に当教会信徒の方の作詞・作曲がありますので、コーラスはとても盛んです。熱心で誠実な指導者の方にめぐまれて、メンバーも活き活きとして深い呼吸で歌われていました。
 北星学園女子高の同窓生たち、中学・高校時代に讃美歌の出会い、聖歌隊に所属して讃美歌を歌っていた方々、教会にいまは行ってはいないけれど卒業しても、いえ、卒業してからも「讃美歌を歌う会」をつくり毎月集って讃美歌を歌い、80才になられた方がいます。生徒であった時から聖歌隊を指導し、指揮をされてきて50年という、かっての恩師が指揮をされるのです。恩師が指揮台に立たれると、きっと「女学生」にもどっているのでしょう。晴れやかです。
 会場を提供された聖公会聖歌隊、わたしは記憶に残るものになりました。
 たくさんの方々がステージに並ばれますと、なんとそこには錚々たるメンバーが加わっています。主任司祭はもちろん主座主教になられる方、前任者で引退されておられる司祭の方々が男声のパートに入っておられるのです。
 今回運営委員会の役割担当者たちは、事前の打ち合わせがよく、グループごとに用意する機材の設営にあわてて走ることが無かったのです。聖公会の方々のご支援がとても適切でありました。札幌地区にある聖公会の働きの力を示されました、と感銘しています。
 北海道クリスチャンセンター聖歌隊はメンバーがふえ、それだけ厚味がうまれました。ヴォイストレーナーもお願いし、選曲はモーツアルト「アヴェ・ヴェルム・コルプス」とカッチーニ「アヴェ・マリア」でした。音楽祭が一段と格調が高いものとなりました。
                                     雨貝行麿

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