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Logos 今月の言葉

2015年6月

 6月になりました。随分と今月の言葉をさぼっていました。すいません。
 この4月からある病院の外部臨床倫理委員なるものの依頼をうけました。 春ごろ群馬大学での同じ医師による手術の後の死亡の事件が多く取り上げられている時期で、臨床に当たって、キリスト者としてのいのちに対する倫理観というものが必要ですので、丁度前任のキリスト教枠の方が転任になり、最初はどなたかを推薦してほしいというお話かと思い、話を聞いていたところ、私にとのことで、恐縮しながら就任することといたしました。
 それ以降医学に素人の私は、これもまた素人考えですが、いくつかの医療ドラマのDVD借りてみています。ドラマを見て思うことは、ごくごくあたり前のことですが、どんな人にも、与えられたいのちは大切であるという事です。
 国会ではいま、安全保障法制にかかわる議論が毎日のように行われています。
 集団的自衛権の限定的使用に対する法改正の話し合いです。国会の答弁を観ていると野党の質問に対して、政府は全く答えになっていない答弁を繰り返したり、聞いてもいないことを何回も繰り返している様に感じてしまいます。自衛隊の危険のリスクが素人でも増えると思うのですが総理や大臣は絶対認めようとしません。国民を守るといっているはずの法案なのに、そこに働く同じ国民の自衛隊の命が軽んじられているように思えてなりません、しっかり事実を認め、誠実な議論になり、国民が理解し、そして、このような戦争に加担する法案は戦後70年平和を守ってきた日本とは別な方向になっていますので、NOであるとの結論になってほしいと願っています。

                              主事 板谷良彦  

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