センター主事室より

9月の言葉  

例年9月のはじめには秋の気配を漂わせる北海道ですが、今年はまだ暑い日が続いています。
少しずつ夏の暑さが遅くなっていっているような気がします。温暖化現象のせいでしょうか?
 皆さん、夏はいかがお過ごしでしたか?
 
 8月に入り、毎日朝青龍のことがニュースで流されています。事の良し悪しはおくといて、日本
のマスコミはどうして、あーいう報道の仕方しか出来ないのでしょうね。どこのスポーツ新聞で
も、ワイドショーでも金太郎飴のように同じような内容を流しています。マスコミが正義で、す
べて正しいような報道の仕方、取材の追い方に、集団で一人を追い込む姿勢というか、なんとも
いやな気分にさせられました。正直少しほっといてあげたらいいのにと感じているのは、私だけ
ではないと思うのですが。
 

参議院で自民党が惨敗し、安倍首相は辞任することなく挙党一致、人心一新でいくと、内閣改造
を行いました。しかし、今まで散々、自分の仲間のみを重用し、それに洩れた人に、いまさら挙
党一致といわれても、しらけるだけですし、人心一新と言いつつ何人も留任している状況に、選
挙中「私を選ぶか、小沢を選ぶか」といって惨敗にもかかわらず、その事に対してなにも言わな
い事と併せても、安倍首相の言葉の軽さをすごく感じてしまいます。政治家は自分の言葉に責任
をもって行動する人だと思いますが、お坊ちゃま体質が感じられて仕方ありません。

選挙に惨敗したおかげで、憲法論議や増税問題が後退したのは一安心です。再チャレンジ内閣な
んだから、もっと庶民の声に耳を傾けて欲しいものです。

                                     板谷良彦