今月の言葉
東日本大震災から1ヶ月が経ちました。
被災した方々には心からお見舞い申し上げます。
被災していない多くの方も、震災当初は衝撃的な津波の映像や瓦礫となってしまった町を映し出す
テレビからの映像と、毎日増えていく死亡者数と行方不明者数の報道で、もしかしたら被災者と同等
に心を痛め、何かしなくてはいけないと強迫観念に駆られ、自分を責めている方がいたと思います。
私自身も、原発の報道などで、なんとも言いようのない毎日を過ごしていました。
友人から来る、支援物資の依頼の品物を探したり、買いに走ったり、毎日ほんの少ししかできない自分
にイライラして過ごしています。この一ヶ月いつも以上に短気になっているような気がします。
つい最近、友人の牧師が被災地に物資を持っていくのに、教会で調味料を持ってきてほしいと案内した
ところ、一人の老婦が、小さな醤油の小瓶を大事そうに持ってきてくれた。というエピソードを教えて
くれました、私たちのしていることも、この大震災にとって醤油の小瓶一本程度かもしれないけれども、
しかし、その行為や思いがが今大切なのだと教えられた気がしました。
先日、「ラストメッセージ海猿」という映画のDVDを買ってきて見ました。海上保安庁の主人公が、災
害救助にあたり救助者とともに閉じ込められ救助者になってしまうのですが、その主人公たちを助ける
海上保安庁の人が主人公に「俺たちはつながってるんだ」と呼びかける台詞がありました。
とても、心に響きました。
僕たちも今被災者たちと繋がっています。節電、物資支援、義捐金、現地ボランティア、私たちに今、
出来ることは形は違っても、必ずなにかあるのですから。 がんばろう日本!!
主事 板谷良彦