今月の言葉  

7月になりました。早くも2011年の半分が終わってしまいました。

あの大震災から4か月が経過しましたが、政府の混迷により、復興の道のりはなかなか進んでいないように

思います。6月27日から3度の目の被災地に訪問しました。今回は総勢14名で大船渡教会で炊き出しをし

てきました。

 当日は30度を超える中、約250名ほどの方々が集まり、私たちの作った、焼きそばやたこ焼き、おもち、

チャンチャン焼き等をおいしそうに食べていただき、多くの感謝の言葉をいただきました。

 仮設住宅に入居すると、避難所のように食事の配給を受けることはできません。また、仕事も失った方も多

く、収入がなく、生活に不安に思っている方も多く、大船渡教会に物資の支援を求め多くの方々が来ています。

しかし、そんななかにあっても、希望を抱き、元気に頑張っている姿を垣間見ました。ほんの少しではありま

したが、その方たちと交流できたことは、私たちにとっても力をいただきました。

 

 次の週はセンターのプログラムで休みなしで沖縄に5日間行ってきました。マスコミの報道も随分小さくな

ってしまいましたが、普天間の移転問題や辺野古移設、高江のヘリポート建設は状況は変わっていません。

私たちの滞在していた時も、禁止されている時間にもかかわらず普天間に向かう飛行機の騒音が聞こえていま

した。日本の人口の1%の沖縄に76%の米軍の基地を押し付けられている現実をみてきました。

運動をしている人たちとも少しですが交流する時間が持てました。今回のツアーでは17人の参加のうち10

人が初沖縄だったため、思いもひとしおだったようです。南部戦跡や普天間基地、辺野古、高江を訪れました。

 

 この2週間、北海道の人たちより早く夏を体験してきました。毎日、半そで半ズボン、サンダル姿でしたの

で、久しぶりのズボンや靴下は、とても煩わしく感じました。そしてちょっと焼けて黒くなりました。充実し

た2週間でした。皆さん、暑い夏お体ご自愛ください。

                           主事 板谷良彦