Logos 今月の言葉

　3月になりました。北海道は、まだまだ、春の訪れが遠いような風景と気温が続いています。皆さんいかがお過ごしですか？
さて、東日本大震災から間もなく1年になろうとしています。3.11がやってきます。この1年が早かったのか、遅かったのかは人によって様々でしょ。仙台では復興による、復興特需が進んでいると報道されていますが、岩手県沿岸部の市町村では、いまだ、復興が進んでいない地区もあります。格差が多く生まれつつあります。この1年、日本は確かに変わった気がします。反原発の世論が多くなったり、直下型地震の確率の報道が増えたり、人間のつながりや家族の価値観が変わった人もいるでしょう。逆に変わらないのが日本の政治でしょ。その一方で大阪では橋下維新と呼ばれ、全国的に注目をされています。事の善しあしは別にして、橋下市長の人気の原動力は、有言実行、まさに決断と実行力が評価されている点ではないでしょうか？野田政権は、国民には恒久の増税を謳いながら、公務員の給与カットの法案は通過しましたが、2年限りの法案でした。民主党のいかさまぶりが、また出たかという気分です。被災地は、まだまだ多くの国の支援が必要とされています。被災者の立場に立った支援が行われることを願ってやみません。また、私たちも被災地への思いが1年前と比べ少なくなってきていることも事実です。毎年8月が原爆や平和を願うように、3月は、被災地を覚え、過ごす月になればと願います。3月11日に行われる多くのプログラムが被災者と、遺族の方の多くの慰めになるように！ 　 主事 板谷良彦



岩手県陸前高田市　奇跡の一本松　2011年12月撮影

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