Logos 今月の言葉

　５月になりました。札幌も完全に雪も消え、暖かい日差しとなり、春の香りがあちらこちらから感じられます。センターの周りの桜も少しずつ開き始めました。
皆さんはいかがお過ごしでしょうか？
　先週、北海、奥羽、東北3教区の会議で、広瀬隆さんの講演を聞く機会がありました。
著書は何冊も読んでいましたが、６９歳の年齢を感じさせないほどパワフルな講演でした。色々な情報から、政府や東電が原子力発電を稼働させるために、多くのウソを発していることが明らかになる内容でした。5/5に北海道の泊３号機が定期点検に入り、日本で稼働している原子力発電は0になります。原子力発電が稼働しないまま、夏を無事乗り切ってしまうと、原子力発電がなくても、いいのではないかという世論が更に多くなるため、政府は、福井県大飯原発を一日も早く、稼働させようとしていますが、世論の意識で、節電を心がけ原発０世界を目指していきましょう。福島第一原発の近くに住んでいた方は、何十年も故郷に戻ることはできません。毎日、放射能汚染に心を痛める多くの人たちがいます。このような地域を、その様な思いを持つ、多くの人たちを日本はもう２度と作りだしてはいけないのです。
　政府、東電の、あるいはマスコミの不正確な情報に紛らわされることなく、真実の目を持ち続けていきたいものです。　　　　　　　　　　主事　板谷良彦