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Logos 今月の言葉

2014年10月
 今月の言葉(ドイツ旅行記①)

北海道クリスチャンセンター主催「和解と平和構築のドイツ9日間の旅」が2014729日から86日に実施され、参加者は13名でした。1日目は移動のみで千歳空港から飛行機に乗って、18時間かけて、ベルリンへ到着。翌日はベルリン市内見学です。ベルリンの壁は今年崩壊してから25周年を迎えます。当時私は大学4年生で、民衆によってベルリンの壁が壊される映像を興味深く見ていたのを思い出します。ベルリン内の壁の多くは撤去され、最盛期総延長155Kmあったものが、現在では、米ソの冷戦の象徴的な遺跡の文化財として残されているものは1.5Kmにもたない長さです。実際に目にすると崩壊から25年の時の流れがわかります。コンクリートは部分的に崩壊し、激しい落書きがいたるところに書かれています。知人によると崩壊から数年は崩壊した壁の一部を旧東ドイツの人たちは販売していたそうですが、今ではそのような光景は見られません。しかし、ベルリンはドイツの首都でありながらあちこちで建物や交通の工事が進められていました。さらなる発展をしていくのだなと車窓を見て感じましたが、考えてみると東京でもあちらこちら工事があるものだとふと納得した。
 ペルガモン博物館も感動しました。紀元前2世紀のペルガモン大祭壇が移設され、紀元前のギリシャ、ローマのヘレニズム美術品が収蔵された博物館です。2000年以上前の人間の持つ知恵を改めて知らされ感動でした。ベルリンの町の象徴でもあるブランデンブルク門にも感動!ブランデンブルク門の広場は札幌でいうと大通公園の様な市民の憩いの場ですが、見学したとき門の広場では、私たちの旅行直前に撃墜されたウクライナ飛行機事故の死者の追悼が多くの市民によって行われていました

                                   つづく

 ベルリンの壁

 ペルガモン博物館

 ブランデンブルク門前にて                             墜落機追悼行事

                              主事 板谷良彦  

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