Logos 今月の言葉

2014年5月
　満開だった桜も、散り始めました。北海道もすっかり暖かくなり、春から初夏になろうとしています。毎日毎日ニュースが途絶えることがありません。今日は交通事故も殺人事件も事故も1件もありませんでした。なんて日が来ないものかと思えるほど、多くの事件が毎日頻繁に発生しています。
　とりわけ、GW前には韓国の修学旅行の高校生を乗せた船の沈没事件が多くの注目を集めていました。亡くなった若い高校生のご冥福をお祈りいたします。
　事故当初は、船長はじめ多くの乗組員が、乗員を避難誘導することなく真っ先に下船したことが、批判の対象でしたが、いつの間にか政府に多くの批判が集まるという、日本ではあまり考えられない方向にいっています。公務員の職務怠慢や不正、または多くのウソが次々と明らかになり、それも致し方ないのかなとも思ってしまいます。ネットの世界でも相変わらず事故の痛みよりも韓国や日本を互いに中傷する記事が多く取り上げられています。中国や韓国との関係が悪化してからすでに3年近くがたちますが、日本の報道でも我慢の限界とばかり、韓国をたたく報道が目立ってきています。数年前まで韓流ドラマ大好きのおばさまや、Kポップに夢中の若者等親韓派の人がすっかりいなくなってしまった印象です。一昔前「近くて遠い隣国」と言っていた国が、今は『敵』にさえなりつつある状態です。この両国の未来はどうなるのか、大変憂いている今日この頃です。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　主事　板谷良彦